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マイナス金利、「増えない」時代の家計見直し

日本でもマイナス金利が導入されてしばらく経ちます。

徐々にですが、私たちの生活にも少しマイナス金利が反映されてきています。

例えば、預金金利ですが、元々低いと言われていた金利0.03%が、0.001%とさらに下がっている状況です。

銀行に預けておいても「増えない」状況は続くどころか悪化していいます。

金利が直接影響するものは、金融商品と言われているものです。

金融商品というと、逃げ腰になってしまいがちですが、そんなに難しいものではありません。

銀行預金も金融商品です。そのほかに身近なものでは、生命保険、住宅ローンなども金融商品の一種です。

マイナス金利をうまく使って、まずは生命保険、住宅ローンの見直しで家計の見直しを行いましょう。

生命保険はどう考える?

生命保険は、みなさんから保険料を預かって、万が一が発生した時に、保険金を渡す仕組みになっています。

保険会社は預かった保険料を単に置いておくだけではなく、運用を行っています。

ちょっと難しくなりますが、保険会社には、一般勘定と特別勘定という枠があり、多くの保険は一般勘定で管理、運用されています。

大事な保険料ですから、あまりリスクの大きいものに投資はできませんので、大部分が国債で運用がされています。

その国債がマイナス金利になっているワケですから、運用成果が出ない≒増えない→今までより多く保険料を集めなくてはならない、という風になってしまいます。

つまり、金利が下がると保険料が上がる傾向になります。

もちろん、企業努力などもしていますから、金利が下がると保険料が上がるとは、言い切れませんが、実際に貯蓄性のある商品などは、販売中止になっていたりしています。

今後は掛け捨ての保険の保険料もどうなるかわかりませんので、「生命保険について考えなくては」と思っていた人は早めに行動する方がいいかもしれません。

住宅ローンはどう考える?

住宅ローンは銀行が個人にお金を貸して金利で利益を得ている商品です。

銀行は、個人や企業にお金を貸す以外に運用もしています。この運用先の代表的なものが国債です。

極端な話、国債を買うのは比較的安全ですが、個人にお金を貸すと貸したお金がかえって来ないかもしれない・・・と考えると、個人に貸すときの金利は国債の金利よりは高くならざるを得ません。

しかし、国債を買ってもマイナス金利・・・ということであれば、個人に貸すときの金利を下げてでも借りて欲しい、という状況ではないかと思います。

実際に、マイナス金利になってから住宅ローンの金利は下落している銀行もあります。

マイナス金利になる前に住宅ローンを組んだ人はより金利の安い商品に借換えすることも考えてもいいでしょう。

視点を変えるのも大事

マイナス金利は現在では、日本と欧州の国々で実施されています。

逆に言えば、アメリカや他の国の金利はマイナスになっていない、ということです。

金利が付いている通貨に置き換える、金利が付いている国の通貨で運用している金融商品を選ぶ、というのも一つの方法です。

考え方を柔軟にして、「増えない」時代の乗り切り方を考えましょう。

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