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老後期間を何年と考えてお金を準備する?

2017年7月28日の日経新聞の記事で、「平均寿命最高に」という記事が出ていました。

2016年の日本人の平均寿命が男性80.98歳、女性87.14歳となったという記事です。

老後の資金準備のご相談を受けた場合に、「何年くらい老後期間を見ていればいいのか?」という質問を受けることがあります。

逆に、どれくらいで考えていますか?と聞くと、この平均寿命を参考にされる人も多いです。

平均寿命というのは、その年に生まれた0歳児が平均であと何年生きることが出来るかを示すものです。

つまり、若くして亡くなる人や長生きする人も含めてい0歳児全員で考えた場合に男性80.98歳、女性87.14歳ということです。

平均余命という言葉を知っていますか?

実は、生きていく期間を表す情報として平均寿命と平均余命というのがあります。

平均寿命と平均余命って同じ意味じゃないの?と思われる人もいるかもしれませんが、実は違います。

平均寿命は前述のとおりなのですが、平均余命は、現在の年齢であと平均何年生きるのか?を示したものです。

例えば平成27年の平均余命では、45歳男性は37.05年となっています。つまり、平均82.05歳まで生きるということになります。平均寿命に比べると、1.26歳も長生きになります。

ちなみに、60歳の場合の男性の平均余命は23.55歳、つまり平均83.55歳まで生きることになります。

平均余命は平均寿命より長くなることがわかります。

老後の必要資金を平均寿命で考えると足りなくなってしまう・・・ということも考えられます。

老後を何年で考える?

では、老後の期間を何年で考えるか?というお話になりますが、決まった年数はないのかな、と思っています。

ただ、平均余命から推測すると、男女ともに95歳くらいを考えてもいいのかな、と思っています(根拠はここに書いてしまうと長くなってしまうのと、文章では伝えにくいので気になる方は直接聞いてください)。

では、95歳までと考えたとしても、「老後」のスタートがいつからであるかも考えなくては、いけません。

60歳という人もいれば、65歳、わたしは70歳まで現役で頑張ろうと思っています(苦笑)。

95歳から考えても60歳の人は35年、65歳の人は30年になります。

本や雑誌、インターネットでの情報では、あなたの老後期間を決めることはできません。自分自身で考えることや、ファイナンシャルプランナーなどの家計のプロに相談して判断することがとても大事になります。

そして、ある程度余裕をもって考える、少し楽観的に考えることも大事です。

ご相談に来られる人の中には、「65歳までに〇〇〇〇万円貯めないといけないんですよね?」と言ったよう、メディアなどに不安を煽られて、決めつけてしまっている人もいますが、現役時代に貯蓄するだけが老後資金準備の方法ではありません。

いろいろな方法を知って、その中でいくつか取り入れる、できそうなことから始めることも大事です。

一つの情報だけに惑わされずに、いろいろな選択肢があることを知って、できる、できない、したい、したくないで選んでいくことが大事です。

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