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退職金や企業年金を確認しよう

2018年4月13日の新聞で、企業年金を変更している企業が
増えているとの記事がありました。

みなさんは、ご自身の退職金や企業年金について知っていますか?

そもそも企業年金って何?

「年金」というとみなさんは何をイメージしますか?

わたしがFP相談で聞いてみると、多くの人は、「国の年金ですよね?」
という人がほとんどです。

確かに国の年金もその一つなのですが、それ以外にも

・個人年金保険

・確定拠出年金

・企業年金

などなど、たくさんあります。

年金というと国の年金をイメージする人が多いのですが、
ざっくり言うと「何年かに分割してもらうお金」と思ってもらうと
わかりやすいのかもしれません。

では、企業年金って何か?というと、会社が従業員の退職後に
分割して渡すお金のことです。

退職金と同じような位置付けになりますが、
退職金は退職時にまとめてもらうのに対して、
企業年金は10年や20年、もしくは終身で退職後に分割して
受け取る性質のものです。

企業年金の中でも確定給付型年金、企業型確定拠出年金など
いろいろな形式があります。

企業年金がある会社、ない会社、ある会社でもどんな制度を
利用しているのかはさまざまです。

企業年金が今、変化する理由

企業年金が大きく変わった、時期が過去にもありました。

それは、2000年前半のことです。

企業年金は、名前の通り会社が負担して従業員の退職後に渡すお金です。

バブルがはじけたあと、企業の業績が悪化、いままでのような制度では
負担が大きくなりすぎるため、企業年金制度を変更する企業がたくさん出てきました。

これに対して、今回新聞で取り上げられていたのは、
「人生100年時代」に備えての変化があるという記事でした。

例えば、これまでは一律60歳になったら年金がスタートしたものを
従業員が任意で受け取り開始時期を選べるようにしたなどの例が掲載されていました。

私が依頼を受けて、講師をさせていただいている確定拠出年金についても、
企業が導入やランニングコストは負担しながら、年金の原資は従業員の給与からとする
選択制確定拠出年金などを導入する企業も増えていると聞きます。

あなたの会社ではどんな制度がありますか?

では、あなたの会社の退職金や年金の制度はどのようになっているか
知っていますか?

私のところに相談に来られる人の中でも、

どんな制度があるか知らない

いくらもらえるかわからない

何か連絡があったような気が・・・

というような答えが返ってくることがよくあります。

老後のお金のことが心配・・・という人でも、
老後にもらえるお金のことを知らない人が居ます。

老後のためにいくら貯めておけばいいか?

老後のための資産運用をしたいのだけども・・・

という前に、老後にもらうことができるお金が
いくらくらいあるのか?

それがあっても老後のお金が不足しそうなのか?

などをしっかりと知る必要があります。

老後にもらえるお金があるのに、それを知らずに
お金を貯める、運用をするとなってしまうと、
必要以上に節約をしなくてはいけなくなったり、
リスクの高い運用をしなくてはいけなくなってしまう
ことになりかねません。

老後のための貯金や資産運用を始める前に、
勤め先の制度で老後にいつ、いくらもらうことができるのか?
などを知ってから老後資金準備を始めましょう。

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