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自転車の事故の賠償金が9500万円!?

ファイナンシャルプランナーの中野です。

自転車は、免許を持っていない子どもや買い物のアシだけでなく、最近は通勤にも使う人が増えてきました。

特にマウンテンバイクやスポーツ系のオシャレな自転車も増えてきましたし、健康やエコ、家計にもいいので自転車を使うのはとってもいいことだと思います。

ただ、気を付けて欲しいのは、万が一があった場合です。

スポーツ系の自転車だとかなりのスピードが出ますし、自転車は体がむき出しですから、コケた時や車と接触した時には大きな事故になってしまうこともあります。

人に迷惑をかけた時の保険に加入していますか?

ケガで入院した時に、入院や手術に対して保険金が支払われる医療保険に加入している人は多いかもしれませんが、人のモノを壊した、人にケガをさせた、といったときの補償には加入しているでしょうか?

先日、15歳の少年が自転車で女性と衝突した事件の裁判では、賠償金を9500万円支払う判決がでました。

この事件は極端な例かもしれませんが、自転車と歩行者の接触事故はみなさんもよく見ることがあると思います。

特に高齢の方はちょっとこけただけでもけがや骨折をしたり、治療が長引くこともよくあるので注意が必要です。

だからといって、「自転車のことだから自転車保険」と安易に考えるのはよくありません。

もちろん、自転車保険という商品もあり、人のモノを壊したり、ケガをさせたときの補償から、入院までカバーしてくれますが、先ほどの医療保険などと重複する部分がでてきますのでもったいないことになる場合が大半です。

そこで加入を考えたいのが個人賠償責任保険です。

個人賠償責任保険は、日常生活の中で、他人にケガや損害を与えた時に賠償責任をカバーする保険です。

つまり、人に迷惑をかけた場合の賠償に対して補償をしてくれるのです。ポイントは「日常生活」というところで、子どもが遊んでいてボールでガラスを割った、水漏れを起こして階下の人の家を汚してしまったなどなど、自転車に限らず日常生活全般での賠償をカバーしてくれるところがポイントです。

しかも、家族の一人が加入していると同居している家族全員をカバーしてくれます。つまり、お父さんが加入していれば、お母さん、子ども、おばあちゃんなど同居の家族全員の賠償責任をカバーしてくれるのです。

火災保険で加入するのがベスト!?

個人賠償責任保険はわたしたちの生活の中の万が一に備えて入っておいた方がいい保険ではあるのですが、実は単体で加入することができません。

何か他の保険とセットで加入する必要があります。

単体で加入できない理由はいろいろあるとは思うのですが、ひとつには保険料が月々数百円だからというのもあるかもしれません。

セットで加入できる保険としては、火災保険、自動車保険、共済のキッズなどがあります。

保険会社や商品によっては個人賠償責任保険が付けることができない場合もありますので注意してくださいね(実際、私は個人賠償責任保険に入るために自動車保険を掛け直しました)

ここでオススメしたいのは、もし持ち家の人なら火災保険とセットで加入することです。

なぜかというと、火災保険の場合、住宅ローンと同じ期間など、長い期間で加入することが多いかと思います。保険を掛け忘れた、と言うことがすくなりますし、長期の場合は割引がありますので、お得に入ることができます。

また、自動車保険に付けると、自動車に乗らなくなったときに補償がなくなってしまいますので、いつの間にか加入していなかった・・・なんてことにもなるかと思います。

しかも、今は火災保険も競争になっていますので、既に入っている長期火災保険を見直すことで掛け金の差額が戻ってきたり、差額で個人賠償責任保険を付けることができることもあります

自転車の補償だから自転車保険、と考えずにオトクに賢く保険に入ってくださいね。

LBプランニングでは火災保険の見直しのアドバイスも行っています。

お気軽にご相談ください。

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