投信の配当し過ぎに規制検討

27日の日経によれば、金融庁は投資家の元本を削ってまで分配金を出すことを規制する法改正の検討に入ったそうです。

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規制が入る投資信託はどんなもの?

規制対象として取り上げられたのは毎月分配型と運用通貨を選べる通貨選択型。
運用が悪化しても元本を取り崩して分配金を出すことができます(よく言われるたこ足配当)。
今回、規制の導入を検討することになったのも運用成績の悪化によって顧客からのトラブル相談件数が増加してきたからだそうです。

資産運用はあくまで自己責任とはいいますが、きちんとお客さんが理解しているかどうかを確認してから販売しているかどうかというと疑問が残ります。

毎月分配型の注意点は?

毎月分配型とは、投資信託の中でも決算を毎月行い、その都度分配金を出すタイプの投資信託です。

投資信託の決算は自由に決めることができるので、毎月でも半年でも一年でも問題がありません。しかし、一年に一度以上は決算をする必要があります。

そして決算だからといって分配金を必ず出す必要もありません。投資信託によっては、一度も分配金を出していないものもあります。

毎月分配型の多くは、決算ごとに決まった分配金を出しています。「毎月分配型が出る」とだけ聞けばよいようにも思われますが、運用結果が良くても悪くても分配金を出します。

例えば、毎月50円の分配金を出す投資信託があったとして、基準価額で、毎月50円以上のプラスが出ていれば、投資した金額は減らずに分配金を受け取ることができます。

しかし、50円以下の場合や運用がマイナスだった場合は、元本から50円の分配金を出すことになります。

例えば、一カ月のプラスが30円だとしすると、20円は元本を取り里崩すことになり、投資元本が減っていることになります。

資産運用は、一方方向にあがるわけであありません、上がったり下がったりを繰り返しながら成長していくものですが、下落が続く時もあります。

そんなときに、分配金で元本を取り崩してしまうと、運用できる資金自体が減ってしまい、回復を遅らせてしまうことにもなりかねません。

そして、「元本から取り崩して分配金を出す可能性がある」ということを知らないで保有していたらどうなるでしょうか?

「いつの間にか、元本が減っていた!」とクレームになってしまいます。

通貨選択型の注意点は?

通貨選択型の投資信託は、通常の投資先の為替リスクにプラスして、選んだ通貨への投資による為替の変動や金利の利益をえることができる仕組みです。

例えば、アメリカの債券に投資する投資信託だけど、通貨をトルコリラにするとトルコリラの金利を上乗せで得ることができます。しかし、トルコリラの為替変動のリスク・リターンも引き受けることになります。

一般的には、米ドルよりトルコリラの為替変動は大きく、ブレ幅が大きくなってしまいます。

それを知らずに、通貨選択型の投資信託でトルコリラなどの通貨を選んでしまうと、大きな為替差損を被ってしまう場合があります。

プラスの時は問題ないのかもしれませんが、一旦マイナスになってしまうと、「比較的安定的だと考えていた米ドル債券に投資していたつもりなのに、為替変動リスクが高い商品だったなんて!」ということになってしまいます。

リターンが上乗せになる可能性がある商品はその分リスクも大きくなることに気を付ける必要があります。

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この記事を書いた人

中野 敦成のアバター 中野 敦成 ファイナンシャルプランナー(FP)

理系の大学を卒業後、エンジニアとして就職、金融機関勤務を経ず、2005年独立系FP事務所LBプランニングを開設。年間500件以上のマネー相談を受け、「生活者目線のわかりやすい説明」が評判を呼び、NHKや関西テレビなどでの出演、auカブコム証券、ARUHI、信用金庫などでのマネー記事の執筆、企業や行政などでのマネーセミナーなどの実績を持つ。現在も個人の住宅購入、資産運用、保険の見直しなどマネー相談を中心に活動中。2級ファイナンシャルプランナー技能士、AFP、証券外務員二種、DCプランナーを保有

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