コースの距離と運用期間は同じ!

ゴルフのコースではホールによって距離は違いますよね?ショートホール、ミドルホール、ロングホール。しかも、同じショートホールでも距離も違えばコースレイアウトも違いますよね。これをどう攻略するか?ショートならワンオンを狙いたいところですが、手前は池、奥はバンカーで自信がないときは、刻むのも戦略ではないかと思います。

資産運用における、ゴルフのコースに当たるのが運用期間です。たとえば、15年後の娘の大学の学資のためにとか、30年後の老後の生活費、余裕資金のため、などなどです。コースでいうと15年くらいは長めのショートホールか、短めのミドルホールというところでしょうか。30年後の老後資金はロングホールという感じですよね。

となれば、長めのショートくらいであればユーティリティかロングアイアンくらいかな?というところでしょう。資産運用でいうと、リスクもあるけど、大きなリスクとならないような商品といったところでしょうか。中野的に考えると、国内REIT海外債券(新興国も含めて)などがスタートとしてはいいかと思います。目的の期間(グリーン)に近づいてきたら、もっと確実性のある商品に変更して運用を続けるのがいいと思います。たとえば、円建てのMMFや保険商品で元本確保がされた商品なんかが適切になってくるかと思います。

ゴルフと資産運用でちょっと違うのは、ゴルフの場合は打つときは何かひとつのクラブに決めなければいけませんが、資産運用の場合、複数の商品を組み合わせることができます。例えば、リスクの高い海外株式などは短期の運用には向かないと思いますが、一部だけ、例えば国内外の債券9割に海外株式1割といった形で運用資金の一部だけをリスクの高い商品に割り当てるといった戦略ができます。ひとつの商品にこだわらずに、ミックスしたパターンもいいかもしれませんね!ゴルフのクラブでいうと、ユーティリティみたいなもんでしょうか?アイアンのシャフトにウッドのヘッド・・・というとちょっと違うのかな?

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この記事を書いた人

中野 敦成のアバター 中野 敦成 ファイナンシャルプランナー(FP)

理系の大学を卒業後、エンジニアとして就職、金融機関勤務を経ず、2005年独立系FP事務所LBプランニングを開設。年間500件以上のマネー相談を受け、「生活者目線のわかりやすい説明」が評判を呼び、NHKや関西テレビなどでの出演、auカブコム証券、ARUHI、信用金庫などでのマネー記事の執筆、企業や行政などでのマネーセミナーなどの実績を持つ。現在も個人の住宅購入、資産運用、保険の見直しなどマネー相談を中心に活動中。2級ファイナンシャルプランナー技能士、AFP、証券外務員二種、DCプランナーを保有

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