中古マンション購入の時の注意ポイント~住む期間~

建築士のお客さまがいる大阪のファイナンシャルプランナー中野です。

ファイナンシャルプランナーとしてご相談を受ける内容としてダントツに多いのが「住宅購入」です。

住宅購入の相談はかなりバリエーションが広いです。「中古と新築どっちがいい?」「ローンはどこの銀行がいいの?」「ほんとうにローンを払って行けるの?」などさまざまです。

その中でも、いろいろと解決しないといけない、ちょっとしたことでもったいないことになってしまうのが、「中古のマンションを買って、自分の思い通りにリノベーション(改装)して住みたい」というご相談です。わたしのところにも年に数件きますし、「団地リノベーションが若者に人気」なんて記事を読んでいると、やはりニーズは高いのでしょうね。

そのマンション、いつまで住むの?

目先のローンや金利のことも気になるのですが、長い期間で考えるともう一つ考えなくてはいけないことがあります。

それが、「そのマンションにいつまで住むのか?」ということです。

リノベーション費用にお金をたくさんかけようとすると、どうしてもマンション本体に対してかけることができるお金が限られてしまいます。そうなると、どうしても築年数が古くなってしまう傾向があります。

マンションの耐用年数が50年として、築30年のマンションを買った場合、20年しか住めません。
また、築50年のマンションとなると、空き家が増えてしまうと、マンション全体の維持費を住んでいる人で賄うとなると一人ずつの負担はどうしても大きくなってしまいます。

『理想の住まい』も20年、30年経つとどうでしょうか?それなりにリフォームなども必要になってくるでしょう。

「今がいい」ならかまいませんが、住まい選びは長~い目で探してくださいね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

中野 敦成のアバター 中野 敦成 ファイナンシャルプランナー(FP)

理系の大学を卒業後、エンジニアとして就職、金融機関勤務を経ず、2005年独立系FP事務所LBプランニングを開設。年間500件以上のマネー相談を受け、「生活者目線のわかりやすい説明」が評判を呼び、NHKや関西テレビなどでの出演、auカブコム証券、ARUHI、信用金庫などでのマネー記事の執筆、企業や行政などでのマネーセミナーなどの実績を持つ。現在も個人の住宅購入、資産運用、保険の見直しなどマネー相談を中心に活動中。2級ファイナンシャルプランナー技能士、AFP、証券外務員二種、DCプランナーを保有

目次