日本の貯蓄額が増えないのは・・・

11/10の新聞に、「日米欧企業カネ余り 借金、政府に偏在」という見出しで
企業・家計・政府のお金のながれについての記事がありました。

内容の本題は、企業もお金が余っていて、政府がたくさん借金をしている、
というないのだったのですが、私が気になったのは
日・米・欧の家計の貯蓄の推移のグラフです。

1989年から2018年の家計の貯蓄の推移だったのですが、2000年前後は米国の貯蓄が
すくなかったのですが、2008年以降はどんどんと残高が膨らみ、日本の額を超えています。

それに対して、日本の貯蓄残高は2000年以降あまり変わって(増えて)いません・・・。

「貯蓄」といっても中身が違う?

なぜこんな差がでたのか?新聞では本題ではないので、説明はありませんでしたが、
他の資料などと突き合わせてみると何となく理由がわかってきます。

もちろん、日本は収入が上がっていないから、というのも一因かもしれませんが、
やはり資産運用をしているかしていないかが大きく影響していると思われます。

記事の中では「貯蓄」と書かれていましたが、実際は「金融資産」というのが
正しいのだと思います。

特に2008年以降は株価も順調に推移しているので、資産運用をしているかしていないかで
大きな差が出たのではないかと思います。

資産運用は、必ずしもしなくてはいけないものではないと思いますが、
やった方がいいか、やらない方がいいかを聞かれれば「やった方がいい」と思っています。

ただし、その人に会った資産運用、商品選びが大事になってきます。

資産運用で失敗したという人の理由を聞いてみると、
「選んだ商品がその人に合っていない」ということがほとんどです。

では、その商品を選んだ理由はというと、「勧められたから」「なんとなく」がほとんど。

資産運用に限らず、どんなことでもやってみないと分からないですが、
お金に関しては失敗してしまうと今後の生活などへのダメージが大きくなってしまいます。

ダメージを大きくしないためにも、資産運用を始める前に
ファイナンシャルプランナーの相談サービスなどを受けてもらって、
ダメージを大きくし過ぎないように資産運用を始めましょう。

 

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この記事を書いた人

中野 敦成のアバター 中野 敦成 ファイナンシャルプランナー(FP)

理系の大学を卒業後、エンジニアとして就職、金融機関勤務を経ず、2005年独立系FP事務所LBプランニングを開設。年間500件以上のマネー相談を受け、「生活者目線のわかりやすい説明」が評判を呼び、NHKや関西テレビなどでの出演、auカブコム証券、ARUHI、信用金庫などでのマネー記事の執筆、企業や行政などでのマネーセミナーなどの実績を持つ。現在も個人の住宅購入、資産運用、保険の見直しなどマネー相談を中心に活動中。2級ファイナンシャルプランナー技能士、AFP、証券外務員二種、DCプランナーを保有

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