資産運用にチャレンジ精神はいらない

資産運用をするためには、

特別な知識(チャートの見方や財務諸表の見方など)

特別な才能(売り時や買い時を見極める能力)

決断力(大きなお金を動かす時の思い切り)

などが必要と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこんなものは必要ありません。

と、いうより逆に悪い影響があるかもしれません。

資産運用に一番必要なのは継続力

資産運用を行う上では、目標の設定や資産の配分などを考えることも大事ですが、資産運用で一番大事なことは続けることです。

サブプライムローン問題やリーマンショックのようにどんな資産を持っていても下がることや、アベノミクスのようにどんな資産を持っていても上がることがあります。

資産運用は、定期預金のように毎年決まった分だけ増えてはいきません。

大きく上がったり、下がったり、あまり動かなかったりと色々な年があって、その平均をすると○%の利益がでるといった性質があります。

大きく下がってしまったから怖くなって運用を止めてしまう

ちょっとプラスが出たから売ってしまう

をしてしまうと、本当に必要な目的のためのお金を準備することができません。

上がっても下がっても目標時期まで運用を続けていく継続力が必要です。

テクニカルなことは専門家に任せよう!

とはいえ、下がった時に購入バランスを変更するリバランスや上がり過ぎた時に一部だけ利益確定することでリスクを減らすようなテクニックを使うことでより効率的な運用が可能になることは間違いではありません。

しかし、普段のお仕事や楽しい家族や友人との団らんの時間を割いてまでする必要はないかと思います。

そのようなテクニックのところはファイナンシャルプランナーなどの専門家にある程度お任せして、豊かな暮らしを満喫して頂ければと思います。

みなさんが資産運用行う上では、長い期間を続けることと、信頼できる専門家にいつでも相談できる環境を作ることです。

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この記事を書いた人

中野 敦成のアバター 中野 敦成 ファイナンシャルプランナー(FP)

「この知識をたくさんの人に知って欲しい。そして、生活を豊かに、夢をあきらめず実現して欲しい。そのためのお手伝いをできる仕事がしたい!」と思い、金融機関で勤めた経験もなく勢いのまま会社を辞め、独立系ファイナンシャルプランナー(特定の保険会社や金融機関などに属さないFP)として大阪で2005年に開業。
長年、サービス提供を行っていく中で、先輩FPや仲間のFP、税理士や司法書士などの専門家のアドバイスやサポートを受けて、相談技術や相談実務で役立つFP知識を増やす。
ファイナンシャルプランナーはお金の専門家として責任を持ち、お客様とお会いして相談をお受けいただいた前より、ホッとした表情や笑顔でお帰りになるお客様の顔をみて「やっぱりファイナンシャルプランナーという職業はいい職業やな」と日々実感している。

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