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50歳で資産運用を始めるのは遅いですか?

「50歳で資産運用を始めるのは遅いですか?」という質問をいただきました

みなさんはどう思いますか?

なぜ、「遅い」と思ったか?

資産運用には長い時間が必要?

ご相談者が「50歳で資産運用を始めるのが遅い」と思った理由は、「YouTubeで『資産運用をするには長期運用が大事』と言っていた。60歳まで10年だと短いと感じたから」ということでした

極端な話ですが、資産運用を行うには時間は関係ありません

デイトレーダーだと、売って・買っては極端な場合、秒単位になります。つまり利益が出るなら時間は関係ありません

長期投資のメリット

ただ、資産運用を行うにあたって、運用期間が長いことにはひとつのメリットがあります

それは、運用期間が長ければ長いほど、マイナスの可能性が低くなる、つまり、プラスが出やすくなるということです

1日や1か月、1年といった期間だと、どうしてもマイナスで終わってしまう可能性が高くなってしまいます

これに対して長期投資の場合、マイナスで終わってしまう可能性が少なくなる(理論上、ゼロとはいえない)ので結果としてプラスで終わる可能性が高くなります

わたしたちの公的年金の運用・管理を行っているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のホームページにも長期投資の効果を過去の実績から紹介しています

年金積立金管理運用独立行政法人
長期分散投資の効果|年金積立金管理運用独立行政法人
長期分散投資の効果|年金積立金管理運用独立行政法人年金積立金管理運用独立行政法人のWebサイトです。長期分散投資の効果について説明しています。

GPIFのホームページでは過去の実績の説明を行っていますが、長期投資の過去の結果ではなく、モンテカルロ法などを使った純粋のシミュレーションにおいても短期より長期の方がマイナスで終わる可能性が低くなります

何年からが長期投資?

「長期投資」というと何年以上が「長期」でしょうか?

いろいろな人に聞きましたが、5年という人もいれば、10年、20年と言う人もいます

感覚的には多くの人が10年以上と考えているように感じています

投資するものによって期間は変わる

長期を「マイナスで終わる可能性がかなり低くなる投資期間」と考えた場合、投資先によってその期間は変わります

例えば、上記でご紹介したGPIFでの長期投資の例は10年になっています

これは、国内株式、海外株式、国内債券、海外債券に25%ずつ投資した場合です

S&P500に100%投資した場合、過去に10年間投資してもマイナスで終わってしまうことが何度もありましたのでS&P500に100%投資した場合、10年では長期投資と言えくなってしまいます

ファイナンシャルプランナーに資産運用を相談
NISAで資産運用

50歳から資産運用を始める場合

何歳から資産運用を始める場合でも同じことですが、「なるべくマイナスで終わる可能性を低くする」ためには2つのことを考える必要があります

いつ使うためのお金かを考える

例えば、50歳から資産運用を始める場合、投資資金をいつ使うかを考える必要があります

60歳の時に使うお金なのか?65歳か?70歳か?によって、運用期間は変わります

60歳なら10年、70歳で使うお金なら20年資産運用することができます

運用期間に応じた投資対象を考える

いつ使うお金かがわかれば、それに応じた投資対象に投資するようにします

前述の例を挙げれば、運用期間が10年であれば、S&P500に100%投資するのはリスクが高くなってしまいます

GPIFのポートフォリオ(投資組み合わせ)の方が期間が10年であればマッチする可能性が高いといえます

資産運用はいつからでもできる、けど・・・

このように資産運用はいつからでもスタートすることはできますが年齢や運用期間に応じて投資対象や投資方法を考える必要があります

YouTubeやネットなどの情報だけを信用せず、「自分にあった資産運の方法」がないか、考えてみましょう

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