返済が厳しくてもあきらめない

2017年7月4日の日経新聞に「個人版民事再生13%増」という見出しで記事が出ていました。

記事の内容は、破産せずに借金を大幅に減らすことができる個人版民事再生を使って生活再建をする人が増えているということや自己破産も増加、借金に苦しむ個人が増えているというものでした。

そんな都合のいいコトあるの?

借金は減らせて、ローンの残っている自宅は手放さなくてもいい・・・そんな都合のいことがあるのか?そう思う人もいるでしょう。

もしくは、人に迷惑をかけているのに自宅は手放さなくていいなんて申し訳ない、そんな風に感じる人もいるかもしれません。

実は個人版民事再生は以前からあるのですが、専門家から言わせると、「手間がかかる割には実入りがすくない」と敬遠する専門家も居るようです。

そして、民事再生については、メリットがある分、再生を受ける人に将来の収入の見込みや努力も必要になりますので、専門家に任せればそれで終わり、というワケには行けません。それなりの努力が必要になります。

諦めないことが大事

私が相談を受けたケースなどでは、返済が厳しくて、自己破産しかないのかもと思って相談に来た人でも、家族の協力や理解、本人の努力によって自己破産や個人再生をするまでもなく、生活を再建することができた家族も居ます。

勝手な思い込みをせず、「専門家に言われたから」「相談したら家を売るしかないと言われたから」と諦めないで、解決策を探すために、いろいろなところに相談に行きましょう。

出来ることをしたうえで、「これがいいだろう」と思うのと安易に「これでいいや」と思うのはその後の後悔が変わってきます。

「あの時に知っていたら」「あの時にここにも相談に来ていたら」と後悔しないようにしてもらいたいと思っています。

 

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この記事を書いた人

中野 敦成のアバター 中野 敦成 ファイナンシャルプランナー(FP)

「この知識をたくさんの人に知って欲しい。そして、生活を豊かに、夢をあきらめず実現して欲しい。そのためのお手伝いをできる仕事がしたい!」と思い、金融機関で勤めた経験もなく勢いのまま会社を辞め、独立系ファイナンシャルプランナー(特定の保険会社や金融機関などに属さないFP)として大阪で2005年に開業。
長年、サービス提供を行っていく中で、先輩FPや仲間のFP、税理士や司法書士などの専門家のアドバイスやサポートを受けて、相談技術や相談実務で役立つFP知識を増やす。
ファイナンシャルプランナーはお金の専門家として責任を持ち、お客様とお会いして相談をお受けいただいた前より、ホッとした表情や笑顔でお帰りになるお客様の顔をみて「やっぱりファイナンシャルプランナーという職業はいい職業やな」と日々実感している。

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