読売新聞 「老い2016」 マネーで記事協力をしました

読売新聞の特集「老い2016」の連載の中で老後のお金に関してコメントさせていただきました。

この特集は読売新聞が「老い」をさまざまなテーマで5回ほどの連載で掲載されました。

テーマは、

1部:孤立と闘う

2部:スマートシニア

3部:健康寿命

4部:マネー

5部:安住の地

というように、老後生活の気になる部分に焦点を当てた内容となっています。

私は、「マネー」の3回目で統計データなどもベースとした老後の収支、貯蓄、働き方などについてお伝えしました。

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第4部マネー

第4部のマネーでは、海外移住、生活費、運用リスク、相続などのテーマが取り上げられていました。

全体的には、海外移住、運用と退職後に気になるテーマに焦点を当てて、気を付けるポイントを伝えるような構成になっています。

 

海外移住に関しては、タイなどに長期滞在をすることで、年金だけで楽しく暮らす・・・といったことを実践している人のお話があったあと、海外移住に失敗した、トラブルがあった内容などが記事として取り上げられていて、プラスの面、マイナスの面がバランスよく紹介されていました。

私がお手伝いした家計の記事では、老後の手術や治療などの医療費の負担がかかり、家計を圧迫している男性の例が紹介されていて、少し危機感をあおるような記事にはなっていましたが、現役時代の老後の準備をしっかりと考えるきっかけにしてもらえたらな、と思いました。特に最近は、「医療保険は損」といったインターネット記事などに注目が浴びていて、医療保険に加入しなくてもいいのでは?という相談も増えています。医療保険も上手に加入することで老後のリスクに備えることになります。貯蓄も大事ではありますが、それ以外のリスク回避方法も取り入れてもらいたいと記事を見直して感じました。

資産運用に関しては、アパート経営の失敗、家賃保証の問題などが取り上げられていて、こちらも不安を煽るような記事になっていました。資産運用で大事な、長期分散投資などには触れられていなかったのはちょっと残念な気もしましたが、安易な気持ちでリスクの高い運用をスタートさせることにならないように警鐘を鳴らす記事であったのかな、と感じました。

それぞれ、取材などを通じてのいろいろな「老い」に対して長い期間掲載されてたこのシリーズは老後に関して様々な角度で考えさせられるものとなっていました。

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この記事を書いた人

中野 敦成のアバター 中野 敦成 ファイナンシャルプランナー(FP)

「この知識をたくさんの人に知って欲しい。そして、生活を豊かに、夢をあきらめず実現して欲しい。そのためのお手伝いをできる仕事がしたい!」と思い、金融機関で勤めた経験もなく勢いのまま会社を辞め、独立系ファイナンシャルプランナー(特定の保険会社や金融機関などに属さないFP)として大阪で2005年に開業。
長年、サービス提供を行っていく中で、先輩FPや仲間のFP、税理士や司法書士などの専門家のアドバイスやサポートを受けて、相談技術や相談実務で役立つFP知識を増やす。
ファイナンシャルプランナーはお金の専門家として責任を持ち、お客様とお会いして相談をお受けいただいた前より、ホッとした表情や笑顔でお帰りになるお客様の顔をみて「やっぱりファイナンシャルプランナーという職業はいい職業やな」と日々実感している。

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