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家計の現預金1031兆円・貯蓄から投資は?

2020年9月18日の日経新聞の記事に
「家計現預金 最高の1031兆円」
という見出しが掲載されていました。

記事を読んでみると、
新型コロナウィルス感染拡大の影響で
消費が抑制されたことや特別定額
給付金(一人10万円)の給付が影響
しているということで、現金や預金が
増えたということでした。

貯蓄から投資はどうなった?

2003年に当時の小泉政権のスローガンと
して、「貯蓄から投資へ」という国が
率先して投資を促そうとしました。

その一環として、証券税制の優遇措置
(株式、株式投資信託の配当、
キャピタル・ゲインなどの税率を
20%から10%に引下げ)から始まり、
NISA口座の創設、つみたてNISAに
よる税制優遇、確定拠出年金の対象者の
拡大などがお紺われてきました。

ファイナンシャルプランナーとして
2005年から家計の相談を受けて
いますが、開業当初に比べると
資産運用の相談の比率は大きく
なっていると感じています。

PF事務所に相談に来る人は、それなりに
金融リテラシーが高い人や老後生活資金の
危機感から「何かしなくては」と考えて
いるので、資産運用についてもしっかりと
考えていきたいと思っている人の比率は
おおくなるのではないかと思います。

では、実際に資産運用に関して、
日本全体でみるとどうなっているでしょうか?

まだまだ預金・保険が中心の資産構成

日本銀行調査統計局が発表している
「資金循環の日米欧比較」の中に
家計の金融資産構成という情報があります。

それをみると、日本の家計の金融資産構成は、

  • 現金・預金:54.2%
  • 保険・年金・定額保障:28.4%
  • 投資信託:3.4%
  • 株式など:9.6%

という構成になっていました。

株式や投資信託は全体の約13%と
なっていて、まだまだ投資に回っている
お金は少ないのが実情のようです。

欧米に比べても預貯金の比率は高い
状態です。

コロナ下の投資環境も参考に

まだまだ、コロナウィルス感染問題は
解決とはいえる状況ではないとは
思いますが、資産運用を考えるに
あたって年初からこの9月までの株式の
値動きなどは参考にしてもらっても
いいのではないかと思います。

日本の株式市場を例に見れば、
2月の下旬から下落が始まり3月の
下旬には、30%以上急激に値下がりをし、
その後回復して6月には年初の水準まで
回復しました。

つまり、1カ月程度で急落して、
3カ月で回復していることになります
(今後、さらに上昇するか下落するか
はわかりませんが・・・)。

今回のようにすぐに回復するばかりで
ありません。
世界金融危機~リーマンショックを経て
回復するのに数年を必要とする場合も
あります。

期間の差はあれ、「急激に下がって」
「穏やかに回復・上昇する」ことや
「長期でみれば市場は成長しする」
ということに変わりはありません。

長期で考えれば経済が成長し、その経済に
投資したお金も成長することを信じて
自分のお金も成長することも考えても
良いのではないでしょうか。

ファイナンシャルプランナーなサポートを受けるのもあり

ファイナンシャルプランナーはライフプラン
の作成、家計の改善や保険のプランニング、
マイホーム購入アドバイスのほか資産運用の
アドバイスを行っています。

ファイナンシャルプランナーに相談して、
資産運用の知識を身につける、
どのような投資方法が自分に適しているのか
アドバイスをしてもらう、預貯金も含めて
資産の管理をサポートしてもらう、
などのことが行えます。

資産運用を行うには、車の運転のように
運転免許証が必要な訳ではありません。
なので、何もわからないまま資産運用を
始めて、大きな失敗を起こしてしまうこともあります。
車の運転をする前に教習所で座学の
勉強をして、教官を横に乗せて車を
動かすように、資産運用についても
ファイナンシャルプランナーという
教官に知識の習得や実際の投資の実行
サポートを受けてもいいのではないでしょうか。

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