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資産運用は足りずを補う道具

ファイナンシャルプランナーとして家計の相談をお受けしていると、「資産運用をした方がいいか?」というご質問をよく受けます。

FPの6科目の中には「金融資産運用」という科目があり、勉強をします。

銀行預金も金融資産と考えるとわたしたちの生活の中で資産運用は切っても切れないものだと思っています。

みなさんがご質問される「資産運用をした方がいいか?」というのは、「株や投資信託を持って資産を殖やすことを考えた方がいいか?」ということだと思います。

これに関しては、今の時代を生き抜くには資産運用をした方がいい人の方が多いと思います。

少し前の世代、わたしの祖父の時代などでは株など資産運用をする人はお金の余裕がある一部の人だったと思います。

なぜかというと、資産運用をしなくても暮らしていけたからです。

元本保証された貯金をしても金利が6%も付いていて、終身雇用でお給料は年功序列で増えていた時代ですから、わざわざリスクを負う必要はなかったですし、老後は退職金と国の年金で生活ができ、治療費は自己負担が0(ゼロ)でした。

これに対して今はどうでしょうか?銀行に貯金してもほとんど増えず、終身雇用も危うく、老後の国の年金もあるかないかわからない状態です。

現役時代一生懸命働いていても老後がどうなるかわからない時代です。

現役時代も老後も「あんしんして豊かなくらし」を実現するために「お金にも働いてもらう」ことが必要になっています。

資産運用は足らない分を準備する道具

資産運用と言っても、毎日のようにパソコンの前に座って売ったり買ったりすることではありませんし、テレビで話題になるような何億円も稼ぐような必要はありません。

あなたが実現したい暮らしをするためにお給料や年金で不足する部分を準備するための道具に過ぎません。

不足するお金がいくらになるのかは、人によって違ってきます。

  • 老後に毎年海外旅行に行きたい人
  • 家でのんびりしたい人
  • 海外に移住したい人
  • 住宅ローンが残っている人

それぞれで違ってくるはずです。

老後の資金が1,000万円不足する人と2,000万円不足する人ではゴールが違いますし、資産運用にまわせるお金が毎月3万円の人と5万円の人でも目指すリターンは変わってきます。

ここで大事なのは商品や市場ありきではない、ということです。

「この商品はいいのか?」「これからアメリカの株は上がるのか」などに目が行きがちですが、大事なのは、

  • 資産運用にまわせる金額
  • 運用期間
  • 準備したい金額

なのです。

この3つがわかって初めてどんな商品を購入するのか、どんな市場に投資すればいいのかがわかります。

金融商品はあくまでも道具です。

旅行をするのに「飛行機を乗る」ことを前提に行き先を決めませんよね?

行きたいところがあって、予算内でそこに希望の時間で着ける乗り物をえらびますよね?

資産運用も全く同じです。

準備したいお金の金額があって、それに使える予算があって、達成するための商品を選ぶ。

金融商品はあくまで夢を達成するための道具なのです。

まずは、あなたがどんな暮らしをしたいか?夢を実現したいか?から考えてもらって、必要に応じた資産運用をすれば大きな失敗をするようなことは決してありませんよ。

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