保険料は「いつまで払うか」にも注意しよう!

月々の支出の中で目立つものとして、「住居費(住宅ローン)」「教育費」「保険料」があるかと思います。

教育費に関しては、子どもが大きくなればなくなる支出ですが、住居費、保険料も人それぞれです。

住居費、特に住宅ローンに関しては「繰り上げ返済をして現役世代のうちに払ってしまいたい」と思う人が多いようですが、保険料に関しては無頓着な人も多いようです。

保障の期間と保険料支払い期間をチェック

保険の場合、いろいろなところを確認しなくてはいけませんが、今回は「期間」に注目したいと思います。

まず、保障の期間ですが、いつまで保障があるかチェックしましょう。

保障の期間も目的によって異なるでしょう。

例えば、死亡保障の場合だと、目的は、「遺された遺族のため」「自分の葬儀・埋葬のため」「相続税対策のため」などさまざまな目的があると思います。

遺された遺族のためであれば、子どもの成長や貯蓄の状況によってある一定期間だけと考える場合も多いでしょう。

医療保障の場合はどうでしょうか?多くの人は、「自分が亡くなるまでの保障」を求めるため、保障期間は終身とされるケースが多いように思います。

では、保険料の支払期間はどうでしょうか?保険料の支払期間はいろいろせんたくすることができ、保障期間と同じく一生涯払い続けるタイプや

ある一定期間で払い終えて、保障は終身、といった選択肢もあります。

 

さて、もう一度振り返りますが、住宅ローンは「現役のうちに返しておきたい」と思っている方が多いのですが、保険料はどうでしょうか?

住宅ローンを現役のうちに返しておきたいと思うなら、保険料も現役のうちに払っておきたい、と思うのではないかと思います。

しかし、「保険料が安いから」「(理由がわからないけど)なぜか」終身払いになっている場合も多いようです。

月々の保険料負担だけで考えず、将来、年金生活が始まって収入が減った場合でも払い続けることができるのか、収入が減る前に払い終えておいた方がいいのか、トータルで考えてみましょう。

 

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この記事を書いた人

中野 敦成のアバター 中野 敦成 ファイナンシャルプランナー(FP)

理系の大学を卒業後、エンジニアとして就職、金融機関勤務を経ず、2005年独立系FP事務所LBプランニングを開設。年間500件以上のマネー相談を受け、「生活者目線のわかりやすい説明」が評判を呼び、NHKや関西テレビなどでの出演、auカブコム証券、ARUHI、信用金庫などでのマネー記事の執筆、企業や行政などでのマネーセミナーなどの実績を持つ。現在も個人の住宅購入、資産運用、保険の見直しなどマネー相談を中心に活動中。2級ファイナンシャルプランナー技能士、AFP、証券外務員二種、DCプランナーを保有

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