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医療保険は本当に加入しない方がいいのか?

最近、雑誌やホームページなどで、ファイナンシャルプランナーや専門家が「医療保険は加入する必要がない」という論調の記事を見かけることが増えました。

FP相談に来られる人の中にもそのような記事を見たのか、「医療保険は入らない方がいいんですよね?」という風に質問される方も増えてきています。

私も記事を読んでみたところ、概ね次のような内容でした。

・入院は短期化している
・高額療養費で多くの人は1カ月入院しても治療費は10万円を超えない
・払い込んだ保険料総額以上の給付金を受け取ることは難しい(つまり損)
・医療保険は保険会社にトクな商品

 

「損得」で保険に加入するの?

確かに、書いていることに間違いはないのですが、どうしても一方方向に誘導しているような気がします。

特に後半の「払い込んだ保険料総額以上の給付金を受け取ることは難しい(つまり損)」というのは保険のそもそもの考え方とはちょっと離れているのではないかと私は思ってしまいます。

とはいえ、本当に損なのか、試算してみました。

ある保険会社の医療保険で試算したところ、入院日額5,000円(手術給付金付加)の商品に30歳男性が60歳払い済みのプランに加入した場合、月額保険料1,865円、保険料総額は671,400円となりました。

例えば、10日間入院して手術を受けたとするとこの保険の場合は、

・入院給付金:5,000円×10日間=50,000円
・手術給付金:10万円

で合計15万円の給付となります。

もし、支払保険料以上に給付金を受け取ろうとすると、同じ入院日数と手術であれば、合計6回の給付を受ける必要があります。

「6回も生涯に入院・手術するの?」といわれると、その可能性は何となく低そうにも思えます。

だから損→医療保険には加入しない方がいい・・・というのは早計かと思います。

保険は相互扶助が基本

保険の基本的な考え方は相互扶助、つまり多くの人の中で困った人が居たら困っている人を多くの人で助け合う考え方です。大きな負担があった場合にその人をサポートする、そのために多くの人から月々保険料を集めて、何かった人に保険金を給付するというものです。

あくまでも損得ではなく、万が一の備えとして加入するものだと考えています。

なので、

・貯金がまったくできていない
・貯金はある程度できているけど、一時的にお金が出ていくのは負担感がある
・年収が高く高額療養費の限度額が高い
・保険料の負担感より安心感が欲しい
・個室に入るくらいの余裕が欲しい
・身近な人で保険に入ってなくて苦労している人がいた

など、それぞれの考え方で加入をする、しないを考えてもいいと考えています。

ちなみに、私自身は医療保険に加入をしています。入り方は、入院給付金5,000円、月払い、60歳払い済みにしています。

理由としては、老後の支出を抑えるためです。もちろん、保険料負担を抑えるという意味もありますが、老後、入院した気に一時的な支出が発生するのを抑えたいという考えです。

わたしの医療保険加入の目的

私は自営業なので、将来の老齢年金の給付額ではとても生活ができません。なので現役時代に貯めたお金を切り崩して生活することになります。徐々にお金が減っていく状況の中で、入院することになり生活費と別に支出があるとなると貯蓄の目減りが加速します。お金がどんどん減っていくのは恐怖を感じるので、医療保険からの給付金で入院費が賄えるのであればと考えて加入しています。

なので、現役時代に医療保険のお世話になることも、入院や手術によって保険料を上回る給付金を受けようとは考えていません。

でしたが、2017年に入院・手術をすることになりました(苦笑)

実録:実際の給付金や入院・手術費以外の出費その他

9日間の入院と手術給付金で14万5千円の給付金を受け取ることになりました。

事前にある程度計算できるので、この給付金で個室(約1万円/日)に入りました。

結果としてはよかったかなぁと感じました。周りの人に気を使わなくてもいいですし、とても元気な状態で入院したので知り合いの人にお見舞いに来てもらってお話なども気兼ねなくすることができました。

術後の移動が3日ほど大変だったのでトイレが部屋にあったのもとても助かりました。

入院した時の費用は差額別途代も含めて181,740円でした。当然、高額療養費が適用されています。適用されていなかったら、3割負担で治療費だけで約40万円、治療費総額は139万円でした。

日本の健康保険制度は本当にありがたいですね。

しかし、入院して気付いた出費があります。

それは、雑費と通院費です。

雑費はパジャマ代や手術着、日用品費などで負担感は大きくなかったのですが、通院費が比較的負担感が大きかったです。

入院・手術をした月であれば、通院も高額療養費の中に含まれると思っていたのですが、通院費がある一定額以上にならないと、高額療養費の対象にはなりませんでした。

私の場合は、術後の痛みもあり、同じ病院内のペインクリニックにも通ってたくさんのお薬を処方されたこともあり、通院で2万円程度かかりました。

私は通院特約は付加していませんが、入院給付金、手術給付金を受け取っていたので、負担が軽減されて助かりました。

保険は自分が経験したことがないことに備えるための商品です。それ故に、リスクを軽視し過ぎてしまい加入しない、また逆に心配し過ぎてし過剰に加入してしまったりします。

万が一の備えは、まずは公的保障。そしてプラスのカバーを民間の保険で上手に行いましょう。

 

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中野 敦成

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