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洪水被害は火災保険でカバーしよう

先日の新聞で、地球温暖化による世界の洪水被害は1998年からの20年間で20億人もいるということでした。

日本でも、近年毎年のようにどこかで洪水被害があります。

わたしたちはどのように洪水に備えたらよいでしょうか?

まずはハザードマップを確認しよう

今住んでいるところ、もしくは今後住もうと検討しているところでどのような災害が起きそうか?災害が起きた場合はどれくらいの被害が発生しそうかをまずは確認しましょう。

確認には、国道交通省が運営するハザードマップポータルサイト」が便利です。

身の回りでどんな災害が起こりうるのか、調べることができます。

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ハザードマップポータルサイト国土交通省が運営する、「ハザードマップポータルサイト」です。身の回りでどんな災害が起こりうるのか、調べることができます。

ハザードマップポータルサイトのなかの「重ねるハザードマップ」では、洪水や津波、土砂災害などの災害情報を地図上で重ねてみることができます。

「わがまちハザードマップ」では、各市区町村が作成したはーざどマップを見ることができます。災害は地域によって発生する災害も大きさもことなります。地震災害などはこちらのわがまちハザードマップなどを確認するのがよいでしょう。

地域性のある災害のハザードマップでは、例えば鹿児島県鹿児島市などでは、「桜島火山ハザードマップ」などがあります。

市区町村の作成したハザードマップには、避難所などの記載や避難勧告の情報伝達方法やレベル、連絡先など災害にあった時に必要な情報も記載されているので、一度は見て確認しておくといいでしょう。また、PDF形式で掲載されていることが多いので、パソコンやタブレットなどに保存しておく、プリントアウトして家のわかりやすいとおろに掲示しておくのもよいでしょう。

洪水被害は火災保険で備える

洪水で金銭面で大きな被害を被ってしまうのは家ではないでしょうか。

洪水で受けた家の損害を補償するのは火災保険になります。

「火災」となっていますが、マイホームの火災保険は正しくは、「家庭総合保険」といってさまざまな災害などで被害を受けた時に補償を受け取ることができます。

火災保険で補償される基本内容は、

・火災、落雷、破裂・爆発
・風災・雹災・雪災
・盗難
・建物外部からの物体の落下、飛来、衝突など
・給排水設備の事故などによる水濡れ
・騒じょう、労働争議に伴う暴力・破壊行為
・水災(台風、暴風雨などによる洪水・融雪洪水・高潮・土砂崩れ・落石などによる損害)

となっています。

その他にも特約などでさまざまな万が一の補償を付けることができます。

洪水被害の場合は「水災」で補償されることになります。

加入プランに注意!

基本内容で、洪水被害は水災で補償される・・・と書きましたが、プランでは、

①基本保障をすべて付けたプラン
②水災補償を外したプラン
③火災、風災、盗難などのみ補償のプラン

を選択することができます。

もし、②や③のプランに加入していて、洪水被害にあったとしても火災保険からの補償はありません。

火災保険は補償しないものが増えればその分だけ保険料は安くなりますので、加入の時に保険料重視で水災を外したプランなどに加入してしまっているかもしれませんので、注意が必要です。

加入プランを考える場合は、ハザードマップで洪水や土砂災害の危険性があるのか、ないのかを確認して加入するプランをえらびましょう。

また、「うちは高台だから洪水被害とかは受けないだろうから水災補償なしのプランにしよう」と考えている人も注意が必要です。

高台の人でも山が近くにある場合、万が一、土砂崩れで被害にあった場合は、火災保険の水災から補償されます。高台にあったとしても土砂災害の可能性がある場合は、水災補償もついたプランの火災保険に加入を検討しましょう。

保険の対象にも注意!

保険には必ず保険の対象となるものは何か?と決める必要があります。

火災保険の場合は大きく分けて、建物と家財があります。

家具、テレビや冷蔵庫や洗濯機といった家電製品は家の何かにありますが、建物の火災保険では補償されません。

住宅ローンを組む時に銀行から「必ず火災保険に加入してください」とローンの条件となっていて加入している人も多いかもしれません。この場合で工務店やハウスメーカー、不動産会社やローンを組んだ銀行などで火災保険に加入した場合、建物だけしか火災保険に加入していない場合があります。

FP相談で、マイホーム購入の時に銀行などから出た火災保険の見積りでは建物のみになっているケースをよく見かけます。

報道番組などで洪水被害の後片付けをしているときでも家具や家電製品を外に出して処分している光景がうつされているのを見ることがあります。

建物の再建や修理だけでなく、家具や家電、衣服の貝直しにもお金が掛かってしまいます。建物だけでなく家財の火災保険の加入も検討しましょう。

長期の火災保険の解約は損?

火災保険の補償の見直しをしたいけど、長期の契約にしているので、途中で解約すると損になるのでは?と考えている人も居るかもしれません。(ちなみに、火災保険は基本的には1年単位で加入しますが、5年、10年と長い期間継続して加入することもできます。長期で契約した方が1年で契約するよりも割安になります。)

長期の火災保険を途中で解約した場合は、未経過分については、月単位で保険料が戻ってきます。

例えば、10年の長期で契約した火災保険を加入から3年後に解約した場合、7年間分の保険料は戻ってきます。

何かと災害が増えている昨今、本当に今の火災保険で自分たちの大事な財産であるマイホームや家具、家電などが補償されるのか、チェックしてみてください。

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