2018年4月13日の朝刊に投資信託の残高が110兆円となり
過去最高の金額になったことが掲載されていました。
要因としては、世界的に株価が上がったことに加えて
若年層の投資が増えていることも一因とした記事となっていました。
早くから投資をした方がいいの?
投資というと、ある程度まとまったお金がないとできない、
お金に余裕がないとできないと思っている人もまだまだ多くいます。
しかし、今は金融の仕組みがたくさんの人が利用できるようになっていて、
月1,000からでもスタートできるようになりました。
また、iDeCoやつみたてNISAといった、税制メリットがある
積み立て型の資産運用の仕組みが提供されていることもあり、
より身近に手軽に出来るようになっています。
だからというワケではありせんが、ファイナンシャルプランナー的
考え方からも投資、資産運用は早くからスタートしておいた方が
いいと私は考えています。
その理由は大きく分けて2つです。
同じ目標額でも月々の負担が軽くなる
例えば、「60歳の時に1,000万円を貯めたい」と思ったとしましょう。
利息などがゼロと考えた場合、
20歳からスタートした場合、40年間あり、月々20,000円ちょっとで
貯まることになります。
これが、45歳からスタートした場合、期間は15年となり、
月々約55,000円貯めなくてはいけなくなります。
同じゴールであれば、早く始めた方が月々の負担は軽くなるので、
目標を達成することができる可能性が高くなります。
失敗がしても取り戻すことができる
リーマンショックから現在の株価の回復をみても、
長く運用を続けることで取り戻すことが出来る可能性が高まります。
リーマンショックの時は一年で40%以上も下落した日本の株式市場も
2018年にはリーマンショック直前の高値より高くなっています。
長く持つことで短期的な失敗、損失を取り戻すことができる可能性があります。
また、資産運用は「習うより慣れろ」的なところもあります。
上昇、下落などを体験しながら、自分のリスク許容度や運用への考え方などが
身につくことがあります。
その身につくことができる経験をできる期間が早く始めることで得ることができます。
自己責任だからこそ少額からコツコツと
プロのアドバイスを受けて資産運用をスタートしたとしても、
運用の結果はプラスもマイナスも投資をした本人の自己責任になります。
それゆえに、ある程度の年齢なり、貯蓄があった余裕がでてから資産運用を
スタートした場合、投資の金額も大きくなってしまう傾向があります。
お金がない若い世代だと投資金額も小さくなります。
もし、大きな下落があったして、1万円投資して20%下落しても
2000円の損失ですが、1000蔓延投資して20%下落すると200万円の
損失となります。
同じ20%の下落率ですが、影響は大きく異なります。
このような意味からも資産運用は若いうちから少額でスタートを
してもらうと、長い期間を考えると良い結果につながると思います。
是非少額からでも早いうちから資産運用をスタートさせましょう。