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2042年、あなたは何歳ですか?

2042年、私は70歳になっています。

この年がどういうことになっているか?
科学技術の進歩などは想像もできませんが、
日本の人口などはこれまでの統計から推測ができています。

2042年には、高齢者の人口が3900万人以上になり、
勤労世代は1200万人も減少している見通しとなっています。

つまり、年金や医療などの社会保障を支える人間が減り、
支えを必要とする人が増えるという事になります。

もちろん、その頃の社会ではもしかしたら勤労者の年齢は上がっているたり、
今以上に老いても元気な人が増えているかもしれませんが、
高齢者の数は増えていることは間違いないでしょう。

社会として考えられることは?

では、社会、特に保障というところで考えると
どのような事が起こっているか想像してみましょう。
私の勝手な想像かもしれませんが、今(2019年)より
働く人が少なくなっていることから、介護サービスを
行う人が少なくなり十分な人的サポートを受けることが
できなくなるかもしれません。
また、金銭面でも医療費、介護費用などにより今以上に
財政が圧迫されていることも考えられます。
金銭面で政府の負担を抑えようとすると、
・適用できる医療・介護サービスを減らす
・自己負担を増やす
などが考えられます。
つまり、医療、介護サービスを受けるためには
将来負担が増えることが想像できます。

将来の負担に備えるために

将来の負担に備えるために今からどのようなことが
できるか考えてましょう。

健康を維持できるよう心がける

医療・介護サービスを受ける必要がなるべくないように、
必要になるとしてもなるべく短い期間で抑えることができるように、
と考えるとまずは老後に備えてより強い体を維持することはとても大事です。
特に都会に居ると何かと便利で運動不足になってしまいがちなってしまったり、
偏った食生活になってしまいったりしてしまいます。

ある程度の時間とお金を健康のために使うことは将来の自分のためになるでしょう。

定期的な健康診断や歯科検診を受ける

今の医療技術や検査技術はとても進んでいて、ちょっとした病気も
発見することが出来やすくなっています。

しかし、検査を受けることをしなければその発見もされません。
定期的な健康診断、歯科検診をうけることで早期発見・早期治療を行うことで
重症になる前に治療をしましょう。

蛇足かもしれませんが、私の知人で「今までほとんど虫歯になったことがない」
という人が居て、一度も歯医者の世話になったことがないと言っていた人がいます。
この人は最近歯の調子が悪くなり、廃車に行ったところ、歯茎などの後退で何カ所も
インプラントをすることになり、総額200万円ほどの支出になったとのことでした。

定期的な歯科検診を受けていれば、ここまでの負担は
なかったと歯科医からも言われたとのことです。

健康診断や歯科検診は時間もお金も掛かることですし、
健康な時は無駄な時間と支出と思ってしまいますが、
重症化してからの治療は心身、金銭などさまざまに負担が大きくなってしまいます。

健康だからこそ、健康診断などを受診をすることをお勧めします。

お金を貯める・増やす

安易と思われるかもしれませんが、何かしらの時に選択肢が
増えることは悪いことではありません。

お金ですべてが解決できるわけではありませんが、
いくら健康に気を付けていても病気になる時はなってしまいます。

万が一の時に使うことができて、万が一がなければ普段の生活を
グレードアップしたり、楽しみに使ったりすることができます。

とはいえ、「老後が心配だから」といって現役時代の楽しみを
我慢するのは本末転倒だと思っています。

「今も楽しく老後の不安もない」暮らしを実現するために
「何となく」ではなく、はっきりした貯めるまたは、
増やす金額を設定して準備をしていくことが大事です。

民間の保険で準備する

社会保障制度は、その時その時の政治や情勢によって変化します。
実際に年金の受給年齢は60歳から65歳に段階的に繰り下げが行われましたし、
医療費の自己負担も2割から3割に上昇。年金保険料も上昇しています
(日本年金機構のHPに国民年金保険料の変遷というページがありますが、
昭和36年から下がったのは2度だけです)。

しかし、民間の生命保険は保険会社が破たんしない限り、
契約時点での保障内容などは変わることがありません。

商品や契約プランを選べば、保険料も一定額であったり、
保障は終身で受けることができるが、保険料の支払いは
ある一定の年齢までで終えることもできます。

最近は一部のファイナンシャルプランナーの意見として、
「医療保険はいらない」などといったような意見をメディアで散見しますが、
「何のために備えるか?」をしっかり考えて加入すれば老後を支えるよい
ツールの一つになると考えています。

まとめ

今回は、老後に備えることについて人口減少、高齢者人口の増加をテーマに書きましたが、
「解決方法は一つではない」ということを知ってもらえたらと思います。

いろいろな選択肢の中で
・自分にどれがあっているのか?
・自分の考え方に近いものはどれか?
・どれだったら実行できるか?
などを考えていただき実行することで備えることができます。

ファイナンシャルプランナーはみなさんの選択肢を増やすこと、
選択のサポートをすることを専門的な知識を持って行っています。

1人や家族だけでは、考えがまとまらない、何から始めればよいかわからない、
アドバイスが欲しい、という時に心強いサポーターとなりますので、
一度相談してみていただければと思います。

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