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定期的な「お金の健康診断」をしていますか?

毎年健康診断を受けている人は多いのではないかと思います。

多くの人が年一回、慎重な人は年二回受けている人もいるようです。

健康診断の目的は、定期的に健康状態を確認することで、なるべくはやく異常に気付いて、治療などを行って元の状態に戻したり、これ以上悪化しないようにするのが目的です。これは車の車検も同じような意味合いがあります。

体や車については、健康診断を受ける人は多いのですが、「お金の健康診断」を行っている人はまだまだ少ないようです。

もちろん、体の方が大事ではありますが、お金も大事ですよね。

日々の買い物や食事で1円単位で頑張っていても、定期的に支払っているお金や運用状況などを確認していないと、大きな損をしてしまうことや、思わぬ損失を被ってしまうことがあります。

また、定期的に確認することで、お金の事についてしっかりと意識するこが出来るようになります。

お金の健康診断は、具体的には、ライフプランをベースに資産の状況、保険(生命保険、火災保険)、運用の状況、ライフプランのチェックになります。

ライフプランはその人の暮らし方とお金のベース

ライフプランは直訳すると「人生計画」となります。

まさにその通りで、これからの自分や自分の家族の人生を計画することです。

住居についてだと、マイホームを購入するのか?ずっと賃貸なのか?賃貸ならいくらくらいの家賃を払うのか?購入するなら一戸建てか、マンションか?いつ頃に購入するのか?いくらくらいの価格の物件を購入するのか?などいろいろと考えていく必要があります。

もし、結婚をしている、したいと考えているのなら、いつ頃結婚するのか、夫婦の働き方はどうしようとおもっているのか?家族構成は?などを考えます。さらに子どもがいる、欲しいということであれば、子どもの教育をどうするのか?具体的には小中高大学は私学に通わすのか?公立に通わすかなどを考えます。

マイホーム、家族構成、教育資金、生活費、旅行やイベントなどそれぞれにお金は必要になってきます。自分らしく暮らすためにいくらくらいのお金がかかるのか、などをそれぞれに考える必要があります。

そして、働き方について考えることが大事です。何歳まで働くのか?いくらくらいの収入を見込めるのか?会社員で働くのか、自営業なのか?今後働き方(会社員or自営業)の変更や転職は考えているのか?夫婦の場合は、共働きなのか、出産される場合は育休や産休を取るのか?復帰はするのか?などなど考える必要があります。働き方によって、当然現役時代の収入も変化がありますし、勤め先の福利厚生や勤務先によって加入する健康保険組合が異なります。健康保険組合によって、ケガや病気になった場合のサポートが異なります。また、働き方によって、老後の年金の受取額にも影響がでてきます。

このように、ライフプランによって、将来得ることができる収入、自分らしい暮らしをするための支出がわかることになります。

このライフプランを反映した年単位でのお金の収支を推測して、見える化したものをキャッシュフロー表、ライフプランシュミレーションと呼びます。

ファイナンシャルプランナーは、このキャッシュフロー表を使って将来のお金の収支を確認し、安心して豊かな暮らしを実現するためのお金のアドバイスを行います。

定期的な資産の状況のチェックで暮らしの方向性を決める

キャッシュフロー表をベースに「今、どれくらいの資産があるのか」を確認することは大事です。

予定通りに貯めること、運用することが出来ていれば、ライフプランで考えていることを実行できますし、不安もなく日々を送ることができるでしょう。

もし、予定より遅れているようなことがあれば、「今年の旅行は近場にしようか」とか少し支出をセーブするきっかけになります。逆に予定より進んでいるのであれば、より安心感を持って暮らすことができますし、少し贅沢してもいいかな、と半年・一年のお金の使い方を考えるきっかけになります。

生命保険は状況の変化に合わせることが大事

生命保険も一度加入してしまうと、そのままにしていることが多いかもしれません。もちろん、加入して1年や2年で加入プランを変更することは少ないでしょう。

しかし、家族構成が変わった、働き方が変わったなど暮らしに変化があれば必要な保障の内容や期間、金額は変わります。

また、加入していた時から保障に対する考え方が変わる場合もあります。考え方に合わせて保険も考えることは大事です。

そして、生命保険も携帯電話や自動車のように商品のひとつです。携帯電話や車が時代に合わせて新商品を出したり、同じ性能のものであればより安い商品が販売されたりします。生命保険も同じように、社会保障制度が変わったり、世の中の必要な保障に変化があったりすることに合わせて新しい商品が販売されます。新しい商品が古い商品より必ずよい商品とは限りませんが、新商品の販売によって入り直しをすることも大事です。

定期的な運用状況の確認は運用リターンを上げる効果が!

個別株などの銘柄を厳選して、短期的な世の中の経済の変化から利益を上げるのではなく、人口の増加やテクノロジーの進化によって長期的には経済が成長することで資産を増やす長期投資の場合は、一度購入や積立の設定を行えばそのままあとは経済の発展を信じて放ったらかしにする。正しい長期投資の考え方ではありますが、よりリスクを下げてリターンを上げるには定期的なチェックが必要です。

長期投資の場合、株や債券、不動産といった複数の資産、そして国内、海外といった複数の地域に分散して投資することでリスクを下げる効果があります。それぞれの資産は値動きが異なります。同じ時期でもある資産は下がり、ある資産は上がることもあれば、どの資産も上がる(下がる)ということもあります。その資産も上がる(下がる)ときでさえ、同じ上昇(下落)率ではなく、それぞれの資産でブレ幅はことなります。

このため、分散投資を行っていると初めに設定した資産割合(アセットアロケーション)から時間が経過すると割合が崩れてきます。崩れた割合を元の割合に戻す(リバランス)を行うことでリスクを減らしてリターンを増やす効果があります。

つまり、「放ったらかしより、よい結果が出る可能性があがる」ということです。

お金の健康診断をFPと一緒に

いかがでしたでしょうか?

お金についても定期的に健康診断を行うメリットはたくさんあります。

是非お金についても定期的に健康診断を行いましょう。

体の健康診断は病院に行って医者という専門家に行ってもらうように、お金についてもファイナンシャルプランナーという専門家と一緒に行ってください。普段の生活では得ることが難しいことでも専門家はチェックしています。自分では気づかないことにも指摘してもらえるかもしれませんよ。

 

 

 

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