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ジュニアNISAの変更内容

2020年度の税制大綱によってジュニアNISAの制度の内容が変更になる予定です。

ファイナンシャルプランナーとして気になるポイントと感想をお伝えします。

2023年末で新規口座開設を終了

一般NISAとつみたてNISAについては、投資できる期間をそれぞれ5年延長
となりました。
これに対してジュニアNISAについては、2023年末で新規口座開設が終了
となります。
これは「利用実績が乏しいため」となっています。
個人的(ファイナンシャルプランナー的)にもジュニアNISAは本人(子ども)が
18歳になるまで払い出しに制限があるなど、使い勝手が悪いなぁということと、
子どもがそんな多くのお金を持ってるわけないと考えると、親や祖父母などの
お金を運用する、「名義貸し」みたいな感じであまり本来の目的と違うのでは
内科という気がしていたので、廃止になっても仕方ない、なくてもよいのでは?
と個人的には感じています。

18歳まで払い出しに制限があるリスク

とはいえ、「子どものために」と思ってジュニアNISA口座を開設して
子どもの将来の学資などの準備に親や祖父母が使うのは悪くないとも思います。
ただ、それで気になるのが「払い出し制限」でした。
「18歳まで払い出しに制限がある」というのはファイナンシャルプランナー的には
あまり喜ばしいものではありません。というのも子どもにお金が掛かる時期が
18歳以降とは言い切れないからです。
大学受験に関しても、最近は入試方法などもずいぶん変わってきています。
高校3年生の早い段階で入試が行われ、合格すれば2週間程度でお金が必要となる
ケースも考えられます。
また、小学校、中学校から私立に行くケースもありますし、高校受験のために
お金が必要なことも考えられるため、「18歳まで使えない」となると
制度の利用をためらう人も多いのではないかと思います。

払い出し制限がなくなり使いやすくなる?

この払い出し制限が変更になる可能性があります。

2023年で新規口座開設は終了となり、2024年以降については払い出しをしても
運用益に対して税金がかからない可能性が出てきました(確定ではありません)。

そうなると、今からジュニアNISA口座を開設しても5年後には無税で払い出しが
できるのであれば、子どもの年齢がまだ低い、5年間は使うことがないということで
あれば子どもの学資準備に利用するのもよいかもしれません。

とはいえ、株式や債券、投資信託などにはリスクがあるのは変わりありません。
必要な時に必要なお金が準備できていない、想定より低い資産状況になっている・・・
といったことがないようにリスクにも気を付けて上手に制度を利用しましょう。

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