NISAの制度が少し変わります

2020年がスタートしましたが、みなさんはどのようにお過ごしですか?

さて、毎年年末に税制大綱が決定されて、次の年以降の税制の変更が案内されます。

私たちの暮らしに影響するところも毎年あるのですが、ファイナンシャルプランナー的には

2020年の税制大綱でチェックしておきたいのはNISAの制度の変更です。

NISAは3種類あるのはご存知ですか?

実はNISAは3つあります。

その3つとは、

  • 一般NISA
  • つみたてNISA
  • ジュニアNISA

になります。

最近相談の多いのがつみたてNISAなのですが、人によっては一般NISAの方が
使い勝手がいい場合もあります。

3つ共に変更があった

それれのタイプのNISAで多少の変更がありました。

全体的には使い勝手がよくなったり、利用する私たちにとっては有利になったり
することが多いのですが、気になるポイントもあります。

まずは一般NISAの変更についてご紹介します。

一般NISAは延長に

一般NISAは当初は2014年から2023年までの10年間の制度でしたが、
これが延長される予定です。
新制度として、2024年~2028年までの5年間の延長です。

ただ、今までの一般NISAとは違って2階構造になるなり、一階部分が積立、
二階部分がこれまでの一般NISAと同じとなります。

金額も変更が検討されていて、一階部分が20万円、2階部分が102万円と
合計で122万円と現行制度よりトータルの非課税枠が大きくなります。
つみたてNISAの時にも思ったのですが、積み立て部分が年間20万円だと
月々だと割り切れません!(苦笑)
月額16,666.6666・・円となります。
年間24万円にしてもらえると月々2万円の積み立てが設定できるのに・・・と
思ってしまいます。

制度の変更はちょくちょくある

NISAの制度変更は実は今回に限ったことではありません。
一般NISAについては、2014年開始当初、1年に投資できる非課税枠は100万円
でしたが、2016年からは120万円となり、月10万円の積み立て投資をイメージした
制度変更がありました。

なので今後も制度の変更がある可能性があります。

今は「使えないなぁ」「自分には合わないな」と思っていても、
制度変更によって使える制度になる可能性は十分ありますよ

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この記事を書いた人

中野 敦成のアバター 中野 敦成 ファイナンシャルプランナー(FP)

理系の大学を卒業後、エンジニアとして就職、金融機関勤務を経ず、2005年独立系FP事務所LBプランニングを開設。年間500件以上のマネー相談を受け、「生活者目線のわかりやすい説明」が評判を呼び、NHKや関西テレビなどでの出演、auカブコム証券、ARUHI、信用金庫などでのマネー記事の執筆、企業や行政などでのマネーセミナーなどの実績を持つ。現在も個人の住宅購入、資産運用、保険の見直しなどマネー相談を中心に活動中。2級ファイナンシャルプランナー技能士、AFP、証券外務員二種、DCプランナーを保有

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