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両親や祖父母から相続した資産をどうするか?

「両親(祖父母)の財産を相続で引き継いだのだが
どうしたらいいか相談したい」そんな問い合わせが
来ることがあります。

相続については、誰しもが考えなくてはいけないことでは
ありますが、いつ起きるかもわからない、両親や祖父母の
財産を正確に知らなかい、という事で引き継いでから
戸惑うこともすくなくないでしょう。

相続財産の種類

まずは、相続財産の種類ですが、大きく分けて3つではないかと思います。

・現金、預金
・不動産
・金融商品

その他にも経営していた会社の株式や負債などがある場合も考えられますが、
多くの人に当てはまるのが上の3つではないでしょうか。

不動産に関しては、自宅の他に田畑や山林、賃貸で貸している土地や建物など
さまざまなものがありますが、「突然どうしようか」と悩む場合は、
自宅の土地と建物しかないといった場合が多いのではないかと思います。

田畑や山林、賃貸不動産などを所有している場合は多くの場合は何か対策などを
している場合が多いでしょう。

そして、金融資産ですが、昔から株式の売買などがお好きな人や証券会社から
勧められて保有している人以外にも、投資信託の銀行の窓口販売解禁から、
投資信託を保有している高齢の方も増えているのではないでしょうか。

不動産や金融資産はどうしたらいい?

まず、相続をして悩んでしまうのが、不動産と株式や投資信託といった
現金以外の試算ではないでしょうか?

これらの資産については、感情的な側面と資産価値としての側面を考える
必要があると思っています。

不動産の場合、自宅であれば、「実家」「ふるさと」といった感情がありますから、
感情・心情的にどうしたいか、という事がとても大事だと思います。

相続した際、または将来的にその家に住むということであればよいのですが、
住む予定がないという場合はどうするかを考える必要があります。

単に保有しているだけだと、家の傷みも心配ですし、固定資産税や火災保険、
マンションの場合では共益費や管理費なども必要になってしまいますので、
相続した家を維持するにあたってはどれくらいの費用が必要なのかを確認
することが大事になります。

株式や投資信託なども同じように感情面と資産価値の側面があります。
特に株式などの場合は、父母や祖父母などが勤めていた会社や関連する
株式だったりする場合もあります。

相続した人が資産運用についてあまり詳しくない場合、投資信託などでも、
「なぜ、父母(祖父母)はこの商品を持っていたのだろうか?」と
亡くなった方の想いをくみ取ろうとする人もすくなくありません。
また、父母や祖父母が購入した時よりも大きく価値が下がっている
場合もあり、「今売ったら損かな」というように思うこともあります。
余談ですが、現在のところ金融資産については、現金に換金せずに
ひとまず相続人の証券口座を開設して、そこに移すことになるので、
金融資産の形はそのままとなってしまいます。これがますます悩みを
増やしているのではないかとも思います。

さらには、開設した証券会社や銀行の営業マンから、商品の売り込み
などもあり、さらに混乱、迷ってしまうこともあるようです。

不動産も金融資産も明確に思い入れがあるものは残して、保有しておけば
いいと思いますが、それ以外の不動産や金融資産については「見直し」の
候補に上げておくのがいいでしょう。

自分のライフプランやマネープランも考えよう

相続をした場合、ついつい「相続した財産をどうしよう」と考えがちですが、
すでに相続した資産は「あなたの資産の一部」に過ぎません。

これからのあなた自身のライフプランやマネープランの一部に相続財産も
含めて考えることが大事です。

これからのあなたの働き方、収入、支出、やりたいことなど不安なことを
解決するために、相続した財産をどのように活用するか?形を変えるのか?
そのまま保有するのか?選択肢を広げて考えてもらうことが大事です。

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