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相続した財産の資産運用は?

「突然多額の資産が手に入った」ということはあまりないことだと思います。

考えられるのは、退職金や相続、贈与、保険金などを受け取った、
宝くじに当たったなどでしょうか?ちょっと変わったところでは経営していた、
投資をしていた企業が上場したなどもあるかもしれませんが、
一般的ではないでしょう。

突然多額の資産が手に入ったということでわたしのところにご相談に
来られる人の多くが、退職金、相続・贈与によって得られるケースです。

相続・贈与で得られた財産は?

退職金の場合、多くが現金を得ることになりますが、相続や贈与で資産を
得た場合、資産の形(?)がいろいろなケースがあります。

代表的なのは、

  • 現金・預貯金
  • 上場株式・債券
  • 投資信託
  • 自宅不動産
  • 貸付不動産(いわゆる賃貸マンションなど)

といったものがあげられます。

会社を経営されている方からの相続・贈与などの場合、
未上場の自社株などもありますが、比較的特殊なケースになるかと思います。

現金や預貯金は日頃から扱いなれている資産になりまし、不動産などは
イメージがつかみやすいようですが、株式や債券、投資信託など、いわゆる
金融商品と言われる部類のものは資産運用をしていなかった人にとっては
「どう扱えばいいのだろう?」と悩んでしまうことが多いようです。

しかも、相続して自分自身の証券口座を開設すると、いきなり営業マンからの
連絡がり、新たに商品を勧められるケースも多いようで、さらに混乱して
しまうという相談を受けたことがあります。

ここで注意なのですが、株式や債券、投資信託などは相続した時点では
現金に換金してから受け取ることができず、ひとまず、自分の証券口座を
開設して、そこに相続した金融商品を移管してもらう形になります。

遺した人の想いに躊躇していまう

金融商品を相続した場合、資産運用の知識のある、ないに関わらず、
遺してくれた人の想いを想像することが多いようです。

「なぜ、お父さん、お母さんはこの株式を持っていたのだろうか?」

「この株式は確か、祖父が勤めていた会社の株式。ずっと引き継いできたものなのだろうか?」

などなど亡くなった方の意思に想いをはせることなどもあります。

また、投資信託などであっても、

「投資を何年もしていたおばあちゃんが持っていた投資信託だからもしかしたらいい商品なのかも」

「おばあちゃんが買った時に比べるとずいぶん下がってるし、このタイミング売っていいものなのか」

など売却してもいいのか、持っていた方がいいのかを悩むこともあります。

自分が資産運用を始めることにシフトする

遺してくださった人に感謝することは大事ですが、相続した資産はあなたのものです。
このため、資産運用はあなたがすべきものとなっているので、考えをリセットする必要があります。

極端な話、自分自身が資産運用をしたくない、する必要がないといった場合であれば、
株式や債券、投資信託といった金融商品はすべて売却して現金、預金に変えてしまっても
いいのではないかと考えます。

逆に、「せっかくの機会だし、貯めておくだけではもったいない。資産運用をスタートさせよう」
ということであれば、あなたの目的や目標に合わせた商品構成にする必要があります。

つまり、相続した財産が株式や投資信託ではなく、同額の現金だった場合、相続した株式や
投資信託と同じ株式や投資信託を購入するのか?という判断をすることが自分に合った
相続財産を使った資産運用のスタートになるでしょう。

もし、相続した金融商品が自分自身の目的、目標に合っているのであればそのまま保有を
続ければいいと思います。

目的、目標に合わないのであれば、一部または全部を売却して自分自身の資産運用スタイルに
合わせた商品構成に変える必要があるでしょう。

ファイナンシャルプランナーのサポートを

相続した財産の運用方針について簡単に説明しましたが、これまで資産運用していなかった
人には金融商品の知識もなく、目標の設定も難しいでしょう。目的についても進学や就職などと
同じように自分一人で決めるのは難しいでしょう。

ファイナンシャルプランナー(ここでは、ファイナンシャルプランナー資格を保有する金融商品の
営業マンではなく、相談メインのファイナンシャルプランナー)は金融商品や資産運用に
関しての知識の提供だけでなく、相談者の収入、資産状況だけでなく、働き方や暮らし方
といったライフスタイルや金融商品や資産運用に対しての知識度合いや考え方なども考慮した
資産運用のアドバイスを行っています。

多額の資産を知識もなく、一人で取り合う扱うのはリスクが高くなる可能性があります。

信頼できるファイナンシャルプランナーを見つけて、相談、知識の習得のサポートを受けながら
徐々に資産運用をスタートしていきましょう。

 

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