老後の家計は働くも考える時代に

ファイナンシャルプランナーとしてご相談を受けている中で多いのが

「老後の生活費準備」です。

ご相談に来られる方は、40代や50代だけでなく、

20代や30代の人もいます。

もちろん、若ければ若いほど色々な悩みがあって、

家族構成やマイホームの取得時期、

どんなことにお金を使えばいいのかなど、

「老後資金準備」だけでなく、マイホーム資金や生命保険、

キャリアの問題などトータルなアドバイスを行っています。

そんな中で、2014年2月19日の日経新聞の一面の見出しは

「高齢者 働く人の1割に」という見出しでした。

記事の中では、日本の少子高齢社会の問題なども

テーマになっていましたが、わたしが感じたのは

「65歳以降もみんないっぱい働いているやん」ということです。

老後はお金の備え+αで

もちろん、老後の事をしっかり考えて、少しでも早いうちから、

「遅いかな?」と思っても気づいた時点から老後のお金のことを考え、

準備することは大事です。

老後資金準備、資産運用のサポートをさせて頂くときも

「必要なお金を準備しましょう」

ということで目標金額を決めていきます。

その中には、働き方とか暮らし方、などをたくさん聞いていきます。

現役時代にしたいこと、

家族との暮らし方、老後の過ごし方、

欲しい物などなどです。

生活スタイルによって目標とする金額や期間はさまざまです。

ただ言えるのは、

「働く期間が長ければ、準備するお金は少なくてよい」

ということです。

極端な話ですが、死ぬまでずーと働けて、

もらえるお金で生活ができるのなら、

お金は貯めておく必要はないですよね?

「今も楽しみたいのでそのお金は減らしたくない」

と思うのなら、長く働くというのも一つの考え方です。

お金だけでなく、+αで「働く」という事をイメージすることも考えてみましょう。

今から老後の働く準備を

しかし、ずっと会社員や公務員として働いていると、

老後の働くイメージというのが意外に少ないようです。

いろいろ聞いてみると、若い方だと、

退職してからは警備や清掃などのお仕事のイメージがあるようですが、

実は年配になるとちょっと違ったイメージの方もいらっしゃいます。

自分の付き合いがあった会社からアドバイザーとして誘われたり、

教育係としてオファーがあるようなこともあります。

ここで言えるのが、会社だけでなく、

社会にもつながりがあるかないか、

自分の仕事やそれ以外のスキルが

会社以外で通用するか?が大事になってきます。

会社という枠が外れた時に自分が何をすべきか、

何ができるかを少しでも考え、学んでいるといいかもしれませんね。

わたしたちファイナンシャルプランナーはお金にも働いてもらう

「投資」というものもアドバイスしています。

お金に働いてもらうのは、

何も金融資産を購入して資産を殖やすだけではありません。

お金を使って、知識やノウハウを習得すし、

将来のスキルとして「投資」するのもアリだと思います。

金融資産に投資をしてお金を増やすことだけでなく、

自分の老後の仕事の幅を広げるための投資もちょっと考えてみましょう。

 

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この記事を書いた人

中野 敦成のアバター 中野 敦成 ファイナンシャルプランナー(FP)

「この知識をたくさんの人に知って欲しい。そして、生活を豊かに、夢をあきらめず実現して欲しい。そのためのお手伝いをできる仕事がしたい!」と思い、金融機関で勤めた経験もなく勢いのまま会社を辞め、独立系ファイナンシャルプランナー(特定の保険会社や金融機関などに属さないFP)として大阪で2005年に開業。
長年、サービス提供を行っていく中で、先輩FPや仲間のFP、税理士や司法書士などの専門家のアドバイスやサポートを受けて、相談技術や相談実務で役立つFP知識を増やす。
ファイナンシャルプランナーはお金の専門家として責任を持ち、お客様とお会いして相談をお受けいただいた前より、ホッとした表情や笑顔でお帰りになるお客様の顔をみて「やっぱりファイナンシャルプランナーという職業はいい職業やな」と日々実感している。

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