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もうちょっと株価が下がってから運用をはじめようと思ってるんです

「もうちょっと株価が下がってから運用を始めた方がいいと思ってるんです。」

ファイナンシャルプランナーとしてお客さまの相談をうけているとこのようなお話が
ちょくちょく出てきます。

「せっかく投資をするのだから、安いところで買って、高い所で売って利益を得よう」
と考えてしまうかもしれません。

しかし、わたしが実際に2005年からFP相談を受けていますと、2009~2010年くらいに
「資産運用を始めたい」という相談はほとんどありませんでした。

当時はリーマンショック後で、今から考えると株価がとても低い時期ですから、
前述の「安く買って高く売る」ために資産運用を始めるには絶好の時期だと言えます。
でも、資産運用を始めたいという人は少ない・・・これはどういうこでしょうか?

想像するに、下がっている時は「もっと下がるかもしれない」と思ってしまう
からだと思います。

しかし、上がってしまうと「上がっているから、下がるまで待とう・・・」と
なってしまっていつまで経っても始めることができません。

あなたが、「自分や家族の将来のために資産運用が必要だ」と思ったら
今の株価や経済のことは考えずに資産運用をスタートすることが大事です。

ただ、やみくもに始めるのではなく、つぎの2つのことを心がけてもらえたらと思います。

資産運用は長期戦!運用期間は10年は最低見ておこう!

リーマンショックから日本の株価が回復するのに回復するのに約7年かかりました。

このようなことからも、短期(1~2年)で相場が大きく下落したとしても、その後
徐々に回復していきます。
これは、長期的にみれば経済は人口の増加と共に発展していくことをかんがえれば
自然なことなのです。
短期では確実に利益を上げることは難しいですが、長い期間、世界の人口増加に伴う
経済発展が全体の資産を増やしていくことを信じることが大事です。

資産運用は、短期での損益に一喜一憂せずに長く続けることが大事です。

今、投資に回そうと考えているお金は10年間使わなくても大丈夫でしょうか?

いきなりまとめ買いではなく、コツコツ積み立て投資をしよう!

確実に今日より明日、明日より来週と資産が成長するのがわかっているのであれば、
今持っているお金を一度に投資しておけば、大きくプラスになるでしょう。

しかし、実際の資産運用では、上がるか下がるかわかりません。

一気に購入せず、毎月や毎週、定期的に購入すれば、相場が下がったとしても、
「次に購入するときには今より安い値段で買える」と思うことが出来れば、
「安い所で買う」ことができると共に、安心感があり相場が下落しても
長く続けることができます。

これを、まとめて投資してしまうと、下がった時に追加で購入できないと
「低い時に買う」こともできませんし、持っている資産が下がっている
だけだと、「もう売ってしまおうか」という気持ちにもなってしまいかねません。

定期的に定額を買い付けることは「ドルコスト平均法」という理論的にも
よいとされていますが、理論だけではなく続ける気持ちを保つためにも
積み立て投資はよい方法のひとつです。

もし、「投資なんかこりごり」と思えるような大きな下落があったとしても
一括購入ではなく積み立て投資であれば、損失も少なくすみます。

今は、つみたてNISAやiDeCoなど、少額から積み立て投資をすることで
税制メリットを受けることができる仕組みも作られています。

タイミングで投資をするのではなく、長期的に経済が発展する恩恵を
受けるつもりで、長期でコツコツと運用をおこないましょう。

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