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外貨預金の基礎知識1

外貨預金は普通の預金に比べて利率の高く、魅力を感じる人もいるかもしれませんすが、普通の円預金と異なるところもたくさんあります。
正しい知識で上手に活用しましょう。

基本の仕組みは普通の円預金と一緒

チェックポイント

基本の仕組みは普通の円預金と一緒

外貨預金にも普通預金、定期預金がある

外貨預金も円で預金するのと同じように、普通預金、定期預金があります。

通常、外貨普通預金、外貨定期預金と言われています。

普通預金なら出し入れが自由であったり、定期預金の方が一般的には普通預金より金利が高いなど、外貨預金も円預金とかわりません。

円のお金をドルやユーロなどの外貨に預けたり、外貨預金に預けていたお金を円で受け取ることもできますが、ドルやユーロといった、外貨の紙幣などをそのまま外貨預金に預けたり、外貨預金に預けたドルやユーロをそのままの通貨で引き出すこともできます。

将来使う国の通貨を外貨預金で貯める

預金は、自分自身のお金を預けることによって、金利を得る効果もありますが、他の金融資産に比べると、保全の意味合いが大きいと考えます。

つまり、預金は将来使うためのお金を手元ではなく、金融機関に預けておくことで、盗難や火災によるリスクか財産を守る目的があります。

外貨は、資産形成のためのツールでもありますが、通貨は使うためのツールです。

ですので、将来の留学や海外旅行先が決まっている場合など、今から外貨預金で預けておいて、使うときに外貨で引き出すという使い方もできます。

例えば、決まった国に留学や旅行をする予定が決まっているのであれば、その国の通貨が円高の時に円を外貨に換えて外貨預金で預けておけば、リーズナブルに留学や旅行をすることができるかもしれません。

デビットカードで外貨預金を利用

デビットカードは、クレジットカードと同様にカードで支払いをしますが、決済は紐づけされている銀行口座の預金残高から即時決済がされます。

金融機関によっては、デビットカードと外貨預金口座が紐づけされており、海外(例えばアメリカ)で米ドルの支払いをデビとカードで支払うことで、外貨預金口座に預けている米ドル預金から決済をすることができます。

これにより、海外でのクレジットカード利用の際の為替手数料などの負担を抑えることができます。

デビットカードで留学中の子どもへの仕送り代わりにも

国内から海外に送金する場合、送金手数料が非常に高く負担感があります。

子どもにデビットカードを持たせておいて、子どもの外貨預金口座に振り込むことができれば、送金手数料を抑えることもできます。

外貨預金のチェックポイント

外貨の種類は?

銀行で主に取り扱われている通貨は、米ドル、ユーロが主流です。

そのほかに、英ポンド、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、スイスフランなどさまざまな通貨で外貨預金ができますが、銀行によって取り扱っている通貨が異なります。

例えば、あるネット銀行では、10の通貨を取り扱っています。

自分の利用している銀行で、扱っている外貨預金をするのも良いですが、目的にあった通貨を扱っている金融機関の口座を開設してもいいでしょう。

外貨の金利は?

円建ての普通預金の金利は、ほとんどの金融機関で一律か、たいして変わらない金利が設定されていますが、外貨預金の金利は金融機関によって大きく変わります。

一口に外貨といっても、通貨によっても金利は大きく異なります。

また、普通預金、3ヶ月、6ヶ月、1年定期預金などでも

相場の変動にも注意

外貨預金の場合、円に対して、価格が常に変動しています。通貨によって変動幅が大きいものもあり、金利以外にも外貨から円に戻すタイミングによっては、相場の変動によって、円ベースでは、マイナスになってしまう場合もあります。

金利が高かったとしても、相場の変動の方が大きい場合もありますので、将来的に円に戻して使うことを前提の資産形成を目的とする外貨預金は相場の変動についても注意する必要があります。

資産形成のためなら外貨預金以外の方法も検討しよう

海外の資産に投資するなら

資産形成のために海外の資産を保有したいのであれば、外貨預金以外の方法もあります。

例えば、

  • MMF
  • 債券
  • 株式
  • REIT(不動産)

など、さまざまな選択肢があります。

MMFや債券などのリスクは、比較的外貨預金に近いリスク・リターンの商品ですが、各商品独自の条件などがあります。

「預金」にこだわらず資産形成をしよう

普段から利用している預金の延長線として外貨預金は身近に感じることができる金融商品のひとつでしょう。

しかし、資産形成のための金融商品はたくさんあります。

ファイナンシャルプランナーなどの専門家にアドバイスを受けて、幅広い金融商品の中から目的やリスク許容度にマッチするような金融商品を選んで保有するにしましょう。

(2021/02/09追記)

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